llms.txt とは

llms.txt は llmstxt.org が提案している、LLM (大規模言語モデル) 向けにサイトの概要と主要ページへのリンクを Markdown 形式で記述したファイルです。/llms.txt という URL に配置します。

LLM は HTML をそのまま読むこともできますが、広告・ナビゲーション・フッターなどのノイズが多く、本質的な情報を取り出すのにトークンを消費します。llms.txt はサイトが自ら「ここが要点です」と LLM に伝える仕組みで、トークン効率と要約精度を両方向上させます。

基本フォーマット

llms.txt は純粋な Markdown です。最低限の要素は次の 3 つ:

  • # H1 — サイト名
  • > blockquote — サイトの 1-2 文の要約
  • ## Section + リンクリスト — 主要ページへのリンクとその説明

実際の例

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## 主要機能

- [プロジェクト管理](https://devforge.itlibra.com/ja): ステータス・技術スタック・TODO・URL を一元管理
- [LLMO チェッカー](https://devforge.itlibra.com/ja/llmo): llms.txt・JSON-LD・AIクローラー・セマンティックHTMLを監査
- [サイト監査](https://devforge.itlibra.com/ja/site-audit): セキュリティ・SEO・LLMO・連携 26 項目の自動チェック
- [複数サイト解析](https://devforge.itlibra.com/ja/multi-site-analytics): GA4 と Search Console を1画面で

## リソース

- [ホーム](https://devforge.itlibra.com/): ランディングページ
- [無料登録](https://devforge.itlibra.com/ja/register): クレジットカード不要
- [プライバシー](https://devforge.itlibra.com/ja/privacy)

llms.txt と llms-full.txt の違い

llms.txt はサイト概要と主要リンク集のみを含む簡潔なバージョン、llms-full.txt はサイト全体の主要コンテンツを Markdown にまとめた完全版です。ドキュメント系サイトや製品ページなど、内容をそのまま LLM に読ませたいケースでは llms-full.txt を併用します。

どちらを作るべき?

まず llms.txt を設置するのが最優先。サイズが数 KB 程度で済み、すべての案件で有効です。llms-full.txt は時間がかかるので、リソースに余裕がある場合や、特定のドキュメントページを LLM に学習させたい場合に追加を検討してください。

配置場所と Content-Type

/llms.txt と /llms-full.txt はサイトのルートに配置します。MIME タイプは text/markdown または text/plain が推奨されます。Next.js なら public/llms.txt に静的ファイルを置くだけで OK です。

# Next.js での配置
project/
├── public/
│   └── llms.txt    ← ここ
└── src/
    └── app/

よくある質問

Q. llms.txt を設置すれば SEO も良くなりますか?

llms.txt は LLM 向けの規格で、Google 検索ランキングには直接は影響しません。ただし、AI Overviews で引用される確率が上がることで間接的に流入に寄与する可能性があります。

Q. robots.txt と何が違う?

robots.txt は「クロールを許可/拒否するルール」、llms.txt は「サイトの概要と主要コンテンツの提示」です。役割が全く違うので両方設置して問題ありません。

Q. サイトが JavaScript SPA でも意味がある?

はい。llms.txt 自体は静的ファイルなので、サイトのレンダリング方式に関係なく配置できます。ただし、llms.txt からリンクされている先のページが SPA で本文が空の場合、AI がその先を読めない点には注意してください。

Q. llms.txt を設置すれば勝手に学習データに使われますか?

学習データに使われるかどうかは AI クローラー側の判断次第です。llms.txt 自体は「読みやすくするための案内」であり、学習可否を制御するのは robots.txt の役割です。

設置後のチェック

llms.txt を設置したら、DevForge の LLMO チェッカーで検出できるか確認するのが確実です。URL を入力するだけで llms.txt の有無を自動判定します。